2015年2月28日土曜日

三峡ダムに関するいろいろ

四川省あたりに大雨が降ると三峡ダムが決壊するかもというニュースがよく流れる
ということで三峡ダムについていろいろ勉強したり計算してみる(wikipediaを参照して)


三峡ダム(さんきょうダム)は中国長江中流域の三峡(重慶市から湖北省宜昌市)一帯にある重力式コンクリートダムである。

三峡ダムの三峡は中国では(sanxiaサンシャ)と読み、三つの峡谷を意味する。
(峡谷はV字谷をイメージしてもらえばいい)

その三つの峡谷は瞿塘峡(くとうきょう、全長8km)、巫峡(ふきょう、全長45km)、西陵峡(せいりょうきょう、全長66km)である。

要は、三峡ダムは峡谷の川の流れをせき止めてダムにしたものである。


三峡ダムの堤高(基礎地盤からダム天端までの高さ)は、185mで、
堤頂長(川の横幅のイメージかな?)は2309mである。

三峡ダムの総貯水容量は39,300,000,000 m³
これは、高さ185m、横幅2.3km、長さ73kmの直方体と同じ体積である。
また、以下の三角錐と同じ体積でもある。
底面の三角形の底辺が2.3km、高さ185mで、三角錐の高さが438km
(実際のダム湖は三角錐みたいなイメージであってるかな?)

三峡ダムのダム湖の奥行の長さは570kmで、三角錐の高さと似た値になってる(ほんとか?)

三峡ダムに流入する川の流域面積は、100万km²である。
(ちなみに三峡ダムの上流の四川省と重慶市を合わせた面積は54万km²)

三峡ダムのデータを列挙していったが、僕が本当に調べたかったのは、
三峡ダムの上流で何mm雨が降ると三峡ダムがあふれてしまうかというものである。
(三峡ダムに水が全くためられておらず、上流に降った雨が全部ダムに流れ込んで
ダムをずっとせき止めたとまず仮定して)

雨が降る領域を四川省と重慶市を合わせた面積は54万km²より少し小さい値をとって
39万3000km²として、三峡ダムの総貯水容量39,300,000,000 m³で割ると、
100mmとなる。

要は、三峡ダムの上流の39万3000km²で100mmの雨が降ると、三峡ダムは満杯になる。

四川省は海から2000km離れており、海からの湿った空気が流れ込んで
100mmの雨が降るかどうかという疑問だが、四川省温江で
2013年の7月16日の1日160mmの雨が降ったという記録もあるので、
ありえなくもないだろう。(39万3000km²領域全部で100mmの雨が降るかどうかは疑問だが)

ただ、これはものすごくざっくりした計算なので、(ダムからの流出量とか、雨が降る前にダムにもともとあった水の量など計算する必要あり)もっと少ない雨でも三峡ダムがあふれる可能性がある。

もう少しくわしく、三峡ダムがあふれる時、上流に降るであろう雨の量の計算は
下のリンク参照
http://various-investigation.blogspot.jp/2015/02/blog-post_1.html



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